prefabolic

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ぽえむ

投稿者:kalibora
投稿日時:2008-10-20 - 01:34:09
カテゴリー:日常 - トラックバック(DISALLOWED (TrackBack))-
納期が優先なのか機能が優先なのか
いやいや顧客が本当に成し遂げたいことはなんなのか。

今のプロジェクト。
なんとなくの締め切りが決まっているように見える。
それは最初からスケジュールが提示されているから。
そしてなんとなくのゴールは定義されている。
しかしどこまでの機能を実装するかはまだ決まっていない。
スケジュールを引いた人は機能を見積もれないので
実装者と相談することになる。
厄介だ。

この仕事、同じことをするということは2度とない。
だいたい同じような内容ということはある。
その場合の仕事量はそれなりに見積もる事ができる。
しかし、今までにやったことのないことを見積るのは相当に難しい。

今回、スケジュールのケツが決まっている(ように見える)。そしてそんなに猶予があるような期間でもない。
そうなってくると、機能の要求を受けても、自分が今までやったことがあるような機能の要求しか受けることができない。
難しそうだけど多分できそうだな。と思うようなチャレンジングな機能要求は基本的に断ることになる。

本当にそれでいいのだろうか。

実はそのスケジュールはなんとなく引いただけのもので本当はその納期よりもあの機能があることのほうが重要なんじゃないのか。

もちろん、そんなたいそうな機能はいらないからどうしてもこの日に欲しいということもある。

人間は基本的に欲張りなので、自分の思いつく限りの(ステキ!な)機能を自分の欲しい期間に仕上げて欲しいと思う。
とはいえ、それはあくまで見積もりなしの願望レベルなので
そのとおりに行くことはほとんどないはずだ。

そんな要求をそのまま受け入れてしまっては
残業につぐ残業の後に、出来損ないのシステムが出来上がるだけではないのか。

いや、とはいえ残業が意味を成さないとは思わない。
200%の時間を働き、効率悪く120〜150%の出来上がりくらいは確保できると思う。(モチベーションにもよるが)
それがしたいならそれでもいいと思う。

しかしどうだろう、これがどうやっても終わらない量だった場合
その結果は不幸な結末になるとしか思えない。

頑張りには限界があるので
機能と納期と品質の和が頑張りを超えたところにあったとしたら、
最終的な成果はどれかを落としたものにならざるを得ない。

喜ばれたい。
それでは真に欲しい物を作らないといけない。
まやかしの納期ではなく、まやかしの機能でもなく、
本当に欲しいもの。
そしてその現実的な落としどころ。

これは誰がなんと言おうとプログラマー(職人)の仕事です。

Comments

酉 wrote:

職種が違うが、自分はこう思う。

納品日というゴールが無いと、それって仕事じゃないから
時間内で出来る範囲のMAXな仕事をするのが理想じゃないかなと思う。
すごい簡単にまとめちゃったけど。

しかし、

「帯に短し、たすきに長し」なモノが一番怖い。
kaliboraも書いてるけど、顧客が欲しいモノを把握しなきゃ
家が出来上がっちゃ、直しようも無い。引っ越せもしない。

顧客は制作の事はわからんと思う、それは当たり前。
でも、コチラの受付がわかってないと危険。

わからないなら相談しろと、会社なんだから。
と偉そう思う。
2008-10-30 00:03:36

kalibora wrote:

>酉
そうね〜。時間内で出来る範囲のMAXな仕事をするのがプロだよねー。
そういうあれでいうとおれは最近アマチュア気味です。
うちの場合、顧客のニーズありきじゃないからそこらへんが
一番難しいかも。
お客さんの望まないものを作ってる、そんな気がする今日この頃。
2008-11-01 19:49:01

酉 wrote:

>kalibora
MAXな仕事っていうのは、心意気っていう目標の話よ。
顧客とか、他人の評価が聞けたりしないと
どれだけ満足度の高いものが出来たかわからないし。

>お客さんの望まないものを作ってる、そんな気がする今日この頃。
これは自分も感じたり、悩んだりするわ。

今日は電話さんくす。次飲む機会を作っておくよ。
2008-11-01 22:35:50

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