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チームハックス

投稿者:kalibora
投稿日時:2007-08-14 - 00:01:45
カテゴリー:日常 - トラックバック(DISALLOWED (TrackBack))-
Amazon.co.jp: チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術: 本: 大橋悦夫/佐々木正悟

まぁこんなの読む前にもっと協調性をもって周りに話しかけるようにしろって話でしょうけれども。

それはそれでおいといて。

読書メモ

・現状維持バイアス
人には”現状維持バイアス”というものがあり
1度こうだって推定するとそれがすぐに確信に変わりその証拠集めをはじめてしまうんだって。
そしてその推定は正しいかもしれないけどあんまり生産的ではないねっていう話。
たとえば俺の場合、
「今のチームはみんなものを知らなすぎる!もっと最新のツールや効率のいい手法を使えば楽しく仕事がすすむのでは?」なんて考えて、そういった手法やツールを使えばそうやっていなかったときよりこんなに効率が上がるなんて証拠集めをして、それをチームにババーンと突きつけて改善を迫ったりすること。
一見いいように思えるんだけど、この方法だと、

・実際本当に効率が上がるのか?
・そうやって突きつけたところで改善できるのか?

のような問題があるのであまり生産的でないと。
こういう風にするよりも、
「じゃあなんでチームは効率のいいツールや手法を使わないのか?使うようにさせるにはどうしたらいいか?」
を考える方が生産的だと。
確かにそうだ。
みんな便利で効率が上がるなら使うに決まってる。でも覚えるのがめんどくさかったら使わないし。
すぐに利点がわかるようなものじゃないとダメだ。
簡単でドキュメントなんかみなくても自明なI/Fを持つようなツールだったら喜んで使うに違いない。

めんどくさいかもしれないけどあなたのやり方は非効率です!ほれ、これが証拠ですよ!だからこれこれこっちを使いなさい!なんて言っても使ってくれる人なんているわきゃない。
それは年下や部下であっても然りだ。

・なぜ「なぜ?」と尋ねるとうまくいかないのか?
これは特に立場の上の者が立場の下のものに対して言うときに気をつけなければならない。
ソースでも設計書でもなんでもいいんだけどレビューをしているときに
「なぜ?」
とか
「なんでこういう風にしているの?」
なんて聞かれると
どーっきーん!なんてなって答えがあわわあわわしてしまう。
これはこの質問をした人が好意的かどうかによって変わるもので、
たいていの場合、暗に
「なんでこんなばかげた実装をしているんだ。実にフーリッシュだねハハン」
なんて思っているに違いない。
と思われてしまう。
これだと前向きなコミュニケーションが取りにくくなってしまうので敵意はないんだよーというサインを送らねばということらしい。
でもこの例えの場合はどうやって聞いたらいいか難しいなぁ。。

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